ゲイの楽しみの場として有名な「ハッテン場」ですが、ゲイの中でも一度も行ったことがないという人は多いです。
むしろ恋愛的な出会いを求めるなら、ヤリモクな場所やゲイバーよりもゲイアプリが主流でしょう。
そういった出会いを求めている方や18歳未満は回れ右です。
ハッテン場は(来店客を守るためではあるものの)非常に分かりづらい場所や店構えであることが多く、店の前まで来たものの引き返してしまったという話もよく聞かれます。
それでもハッテン場に興味があるゲイに向け、ハッテン場ってどんなところなのか?初心者にもわかりやすく説明していきます。
ハッテン場は「慣れ」の問題が全てで、最初のハードルさえ飛び越えてしまえば、楽しめるようになりますよ。
ハッテン場の入口は分かりづらい!入店までが労力の9割
ハッテン場は主に2つのタイプに分かれており、公共の公園や銭湯にゲイが勝手に集まっている場合と、ゲイの経営者が料金を取って場を提供している店舗型(有料ハッテン場)があります。
前者は周辺住民の迷惑になるのでやめるべき行為でしょう。
後者はきちんと割り切って、誰にとがめられることなく楽しめる場所なので利用を考えている方はこちらにしましょうね。
有料ハッテン場の問題点は、入口が分かりづらく入りにくい点です。
これは中で楽しんでいる客を守るためでもあるので致し方ないところがあります。
店の住所を調べておき、小さな看板を見逃さない
スマホ登場以前は、各店がホームページで写真付きの入店手順を紹介しているのをよく見かけました。
現在はGoogle Mapなどで店の正確な座標を案内している店が多いので、それに従って行けば店の場所までは辿り着けます。
ハッテン場の入口(一軒家や雑居ビル・マンションの一室であることが多い)には小さめの看板が掲げられていることが多く、玄関ドアは鍵が開けっ放しになっていますので、そのまま突入しましょう。
受付で料金を払う
ハッテン場の受付は、パチンコの景品交換所のような顔の見えない小窓から現金をやり取りする店が多いようです。
別に店員の顔が見えても何とも思わないのに…と感じるのですが「アンダーグランドな場所」を演出し、エロい気分を高める演出の意図もあるのでしょう。
ハッテン場の料金は意外と細かいことがあるので(若者割引・ジム会員証を見せると割引など)事前に店のサイトで調べてできるだけ安く入店できる方法を使いましょう。
決済は現金のお店がほとんどなので、現金を持って行くことも忘れずに。
また、受付周辺でコンドームを貰えることが多いので、貰っておくと良いです。
ロッカールームで着替える
受付を済ませると、ロッカーのカギのほか、タオルや指定の下着が渡されることがあります。
カギ番号に対応するロッカーに荷物を預け、下着姿になってハッテンに挑みます。
ロッカーのカギは身に着けて盗まれないようにしますが、このロッカーカギのバンド位置でポジションをアピールすることが多いです。
東京都内では以下のような形式が一般的でしょう。
- 右手首…タチ
- 左手首…ウケ
- 足首…リバ
足首の左右の違いでタチ寄り・ウケ寄りを分けたり、ケツなしをアピールする場合もあり、ここら辺の細かいルールは店や地域によって違います。
店内の掲示物に書いてあることが多いので確認しましょう。
ノンケの噂には「銭湯で足首にバンドをしているとゲイ」というものがありますが、御覧の通り足首にバンドをつける人はゲイの中でも半数以下に留まります。
しょせんはゲイの世界を知らないノンケの噂ということでしょう。
シャワーを浴びる
ロッカーに荷物を収めたら、ハッテン行為の前にシャワーを浴びて清潔を保ちます。
一部のシャワー設備がないハッテン場では、おしぼりで代用することもあります。
ウケにとって重要な「シャワ浣」ですが、シャワールームでは禁止されている店が多いです。
これは大勢が使うシャワーでは不潔という理由のほか、排水溝の詰まりの原因になるという施設側の実害にも絡むためです。
トイレにシャワ浣用のホースが用意されていることが多いので、店のルールに従うようにしましょう。
店内での楽しみ方
準備が整ったら、さっそく店の奥に進んでハッテンを楽しみましょう。
「喫煙室」「休憩室」でのアプローチは厳禁!見て楽しむに留めよう
いきなり禁止事項で申し訳ありませんが、大事なので最初に言っておきます。
ハッテン場は狭い店内でも「エロあり」「エロ禁止」のエリアが明確に分かれています。
喫煙室・休憩室にあたる場所ではアプローチをしないのが最低限のマナーです。
いくらセックスをしに来ている場所とはいえ、声を掛けられ続けて休めないというのは(特にモテる人にとっては)きついものがあります。
モテ筋の人が居づらくなってハッテン場に来なくなったら、ハッテン場としても客としてもマイナスにしかなりませんよね。
喫煙室・休憩室は他の部屋より明るいことが多いので、ここで好みの相手を目で確認しておき、エロありのクルージングスペースでアプローチをかけるのが基本的な戦略です。
クルージングスペースの「通路」でマッチングする
喫煙室・休憩室以外のクルージングスペースといわれる場所をうろついたり、壁際で待ったりしてマッチングをしていきます。
ここで注意すべきは、あまり高速でどんどん移動していると、自分が誘われる可能性が無くなってしまうということです。
誘い誘われを楽しみたいなら、ときどき一ヶ所で止まって自分を狙っている人に隙を見せることも大切です。
もちろん自分から積極的にアプローチをし、好みの相手とだけやりたいという人はガツガツ移動した方が良いでしょう。
アプローチやマッチングは基本的にクルージングスペースの通路で成立させます。
アプローチは乳首から攻めるのがマナーという説もありますが、好みのタイプならいきなり股間を触られてもOKなときにはOKなものです。
「個室」で二人きりでじっくり楽しむ
ハッテン場にはカギがかかる「個室」がいくつか用意されており、マッチングした二人でゆっくり楽しむならここが最良です。
個室と言ってもパーティションで作られた簡易的なものなので、火事や地震のときには力いっぱいタックルすれば壊せてしまうような感じです。
ときどき個室の扉を開け放って寝ている人が見られますが、これはいわゆる「寝待ち」という方法で、その寝ている状態でアプローチされるのを楽しんでいます。
寝待ちは混んでいるときには迷惑なのでやめるべきですが、お店が空いているなら昼寝がてらタイプが来るまで待たせてもらうというのも良いでしょう。
(安全を確保するためか)扉の鍵を閉めて一人で昼寝をしている人も見られますが、これはさすがに完全なマナー違反です。
「大部屋」で刺激的な複数プレイも
ハッテン場には個室のほか、クルージングスペース部分にベンチが置かれた広い「休憩室」のような空間が見られることがあります。
これはこの部屋に集まった複数人でエロを楽しむ「大部屋」と呼ばれるスペースです。
大部屋では複数人の刺激的なプレイが楽しめる一方、ひとつひとつのプレイが雑になりがちなので、がっつりセックスするというよりはエロい雰囲気を楽しむスペースといえるでしょう。
道具や設備も利用しよう
ハッテン場には天井から吊るされたハンモックのようなグッズがよく見られますが、これは「ケツ堀ブランコ」と呼ばれ、ウケをここにぶら下がらせて掘るというプレイが楽しめます。
その他、筋トレグッズやSMグッズが用意されたハッテン場や、ゲイ動画を流しているビデオボックスのような設備がある店も。
その店その店の設備を利用してエロを楽しみましょう。
退店の仕方
ハッテン場をひととおり楽しんだら、シャワーを浴びてカギ・タオルなどの借り物を受付に返します。
きれいに使って、きれいに退店しましょうね!
使用済みタオルは決まった籠に入れるなど独自のシステムを持つ店もありますが、その場その場でスタッフの指示に従えばOKです。
相手が見つからずギリギリまで粘ったり、店内で出会った人とのデートに繋がるなど、ハッテン場の退店時はなにかとバタバタになりがちです。
忘れ物をしてしまうと取りに戻るのが面倒・気まずいほか、盗難に遭ってしまう恐れもあります。
忘れ物にだけは十分注意しましょう。
ハッテン場は一期一会!不漁の日だってあるさ
ハッテン場は風俗店とは違い、その日その場に集まった客同士で楽しむ場所です。
タイミングによって好みのタイプが居なかったり、アプローチを断られ続けて一発もやれないということもあります。
終電で帰らなければいけない時間に、すれ違いで好みのタイプが入店してくるなんてこともざらです。
また、店によってモテ筋も変わります。
若者系、ガチムチ系、デブがモテ筋という店もあります。
自分が店の雰囲気に合っていないと感じたら、別の店に挑戦してみた方が良いでしょう。
まとめ
ハッテン場ってどんなところなのか?初心者にもわかりやすく説明してみました。
少しでも不安を取り除くことができればと思い、少しくどめの解説になっているかもしれません。
元も子もない話ですが、まずは「行ってみて」「慣れる」ことが一番です。
一歩踏み出す勇気でハッテン場を楽しんでみてください。