【注意点】ゲイのサポ(援助交際)は危険?違法?興味を持ったらまず知っておきたいこと

ゲイアプリや掲示板で「サポ希望」「サ〇円」などという謎の記載を見たことがないでしょうか?

どこかいかがわしさ・犯罪のにおいがする表現ですが、これは「サポート」を意味するんですね。

ゲイの世界の「サポート」通称「サポ」とは、主にセックスをする代わりに金品や食事を受け取る取引を指します。

平たくいうと、援助交際ということです。

このサポですが、男同士でおこなう分には男女よりも警察沙汰にしにくい、そしてなりにくいことから、気軽に行う人も少なくありません。

一方で、犯罪に巻き込まれる・病気になるなどの取り返しのつかないリスクがあります。

この記事ではゲイのサポに関して解説していきます。

目次

ゲイのサポは違法?

自分に需要があるならば、セックスをしてお金まで貰えるサポに魅力を感じることもあるでしょう。

また、好みの男性がサポを募集しているのを発見してしまい、声を掛けようか迷っているゲイもいるのでは?

しかし、気になるのはサポをして警察に捕まるようなことはないか?トラブルに巻き込まれるのでは?ということですよね。

ゲイのサポの違法性について少し考えてみましょう。

ゲイのサポは法的にはグレーゾーン

売春に関わる法律は「売春防止法」ですが、同法の総則には以下のように書かれています。

第1章 総則

(目的)

この法律は、売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗を第1条みだすものであることにかんがみ、売春を助長する行為等を処罰するとともに、性行又は環境に照して売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更生の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=331AC0000000118

(定義)
第二条 この法律で「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。
(売春の禁止)
第三条 何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。
(適用上の注意)
第四条 この法律の適用にあたつては、国民の権利を不当に侵害しないように留意しなければならない。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=331AC0000000118

目的の項目に「女子」、定義の項に「性交」とあります。

同性同士の行為が法律の中できちんと想定されていないというのが現状で、性交は男女の行為を指し、ゲイのセックスの場合は当事者がともに男性であるので、売春防止法の範囲には含まれないわけです。

「何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。」とはあるものの、グレーゾーンである理由はそこなのです。

現状はグレーゾーンですが、いつ決まりが変わるかもわかりませんし「知らなかった」で違法行為をしてしまうことも考えると、サポを行うのはまったくおすすめできません。

男性同士の売春は合法と聞いたけど?

上記の通り、ゲイのサポは売春に含まれないため「合法」の範囲だと言われますが、書いてないだけでやっていることは変わらないので「脱法」という表現が正しいでしょう。

いくらグレーゾーンとはいえ、サポートはやめたほうがベターだと言えます。

男性同士の行為ではケガをすることはあっても妊娠の恐れはなく、双方合意で秘密厳守のサポをする限りは追及されることはありません。

近年ではフェラやアナルのプレイに「準性交」という定義が新たに加えられていますが、そちらは強制性交等罪や強制わいせつ罪の話であり、売春防止法とは別の法律になっています。

また、3名以上でのプレイは厳密には公然わいせつ罪(不特定多数に性器を見せているため)にあたります。

これも密室でおこなう分には追求されないはずですが、ハッテン場や(男女含む)乱交パーティがたびたび警察の捜査を受けているので注意が必要です。

この場合、警察は公然わいせつを口実にしているだけで、乱交の場で使用される違法薬物の摘発が真の目的だといわれます。

未成年は完全アウト

ゲイのサポは売春防止法上ではグレーゾーンですが、これは双方が18歳以上の場合です。

未成年との性交・準性交は性別を問わず、国の児童買春の罪や、地方自治体の青少年育成条例違反(淫行条例違反)に抵触し、たとえ双方合意だとしても罪に問われます。

「知らなかった」では免れないので、大人のゲイのみなさんは本当に気をつけなければいけません!

国の法律よりも柔軟性が高い自治体の条例を根拠に、積極的に検挙がおこなわれているようです。

あえてリスクを冒してまで、未成年と関係を持たなくても良いのではないでしょうか?

ゲイのサポの現状 – お金

サポでお金のやりとりが発生する場合、このような現状になっているようです。

値段は言い値

ゲイのサポは正式な商売ではありませんので、双方の合意さえあればお金のやりとりは言い値で決定されます。

要は双方の納得のみなので、高く吹っ掛けてもサポが成立する場合もあります。

しかし常識外れの高値を提示すると、契約が不成立になった上で捨て台詞を吐かれるなど人同士のトラブルになることも。

ウリ専よりも安く設定されていることがほとんど

風俗店の相場は60分で、ノンケ向けの女性スタッフで20,000円程度、ゲイ向けのウリ専で15,000円程度です。

基本的にはこれよりも安く設定されていることが多く、ウリ専よりも高い素人ならウリ専に行ったほうが安心して楽しめるのではないでしょうか。

ゲイのサポの現状 – 募集

ゲイのサポを募集する・探したいときに、どのような場が使われているかを解説していきます。

男性同士ということもあってか、そこまで相手に気を使わずにサポをふっかけてくるお相手もいます。

そういった雰囲気に巻き込まれたくない人は、基本的にサポや性行為前提の関係性を禁止しているアプリ「AMBIRD」や相談所「リザライ」などがおすすめです。

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ゲイアプリでの募集

現在の主流はゲイアプリではないでしょうか?

プロフィール文章にサポをしたいという旨を書いて、現在地から近い相手に募集を掛ける人も。

あまり積極的・直接的に募集するとアプリの規約に触れて使用禁止になる恐れもあります。

ネットの掲示板での募集

10~20年前は主流だったネット掲示板でのサポ募集ですが、現在でも行われています。

まず、サポの買い手になるであろう40代以上の年代は、アプリより掲示板の方が慣れていることが多いです。

ただし、連絡手段がメールのみ、通知が来ず自分で確認しなければならないなど、不便な点は多いようです。

立ちんぼ

ゲイタウンなどの路上をうろつき、ナンパされるのを待つ方法を「立ちんぼ」といいます。

頻繁に声を掛けられる自信があるなら、その場でサポ相手をゲットできるので効率が良いです。

一方で、警察にマークされるなどのリスクがあります。

特に東京都は石原都政時代から繁華街の風紀取り締まりが厳しくなっており、新宿二丁目の立ちんぼも声掛けや公園の閉鎖などで意図的に排除された経緯があります。

現在でも警察や警備ボランティアに目を付けられやすいことには変わりませんので、リスキーな手段といえます。

ゲイのサポの現状 – 危険性

ゲイのサポに関してはお金の代わりに相応のリスクも伴います!危険性についても触れなければなりません。

後ろめたさから警察に相談できないところを付け込まれる

ゲイのサポは、ゲイバレと売春バレという、二重の後ろめたさがつきまといます。

その為、セックス最中の暴力やその他の犯罪に巻き込まれても、警察に相談できずに泣き寝入りしてしまうゲイは多いです。

悪人はそのような弱みに付け込んできます。

若く経験の浅い売る側のゲイが被害に遭う想定が多いですが、逆に売る側が仲間と連携するなど悪だくみをして、買う側のゲイをハメることもありますよ。

闇バイトへの転落

サポを募集するゲイはお金に困っていると思われるので、詐欺の受け子などの闇バイトに引きずり込まれることがあります。

そんな大げさな!と思われるかもしれませんが、平和だと思われたゲイアプリですら、ロマンス詐欺や投資詐欺のアカウントが激増しています。

ゲイも犯罪組織のいいカモと思われているようです。

詐欺やマルチの勧誘

男女間には結婚詐欺がありますが、恋愛感情を利用してサポの相場以上の金品を巻き上げようと画策する悪いイケメンゲイもいます。

マルチの勧誘についてはどこにでも転がっているリスクではありますが、こちらも恋愛が絡むと騙されやすくなりますね。

セックス後のアフターに、ぼったくりバーに連れて行かれるなんてことも!

暴行の恐れ

セックスを信頼できる人としなければならない理由の一つに、暴行の恐れがあります。

密室で二人きりになるというのは、なかなか外に助けを呼べないという危険な状況です。

非常に低い確率ながら、風俗嬢を殺害目的で呼び出したという事件も実際にありました。

その犯人は「風俗嬢は殺害しても良い人種」というショッキングな差別意識を持っていました。

よく似た悪意をゲイに向けている人間が大勢いることを考えると、非常に恐ろしいですね。

性病のリスク

不特定多数の人間とセックスをする以上、性病のリスクは付きまといます。

売る側も買う側もお互いに危ないセックスをしていますので、いつか病気になってしまうかも。

コンドームを使うことはもちろん、うがい薬で殺菌するなど口腔ケアも念入りに!

まとめ

さて、今回はゲイのサポについて考えてみましたが、やはり積極的におすすめできる行為ではありません。

もし興味を持っている人は、この記事を参考にサポについて改めて考えてみてはいかがでしょうか?

お金を設ける方法や、セックスをする安全な方法はいろいろとあるので、早まって自分の身体を安く叩き売ってしまわないように、特に若い方は気をつけてくださいね。

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この記事を書いた人

ライター。趣味は小説執筆。最近いいキーボードに買い換えました。

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